北朝鮮で恒例の「金日成花祭り」、今年はロケット模型なし
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【4月13日 AFP】北朝鮮の首都平壌で13日、恒例の第20回「金日成花祭り(Kimilsungia Festival)」が開かれ、同国当局やその他団体などが手掛けた80余りの作品が展示された。昨年展示されていたロケットの模型は、今年は見られなかった。
この催しは金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)朝鮮労働党委員長の祖父、故・金日成(キム・イルソン、Kim Il-Sung)主席の誕生日である4月15日を祝って毎年開かれる記念祝典の一環として行われている。
会場には無数の紫色のランが飾られているが、これが金日成花で、インドネシア元大統領の故スカルノ(Sukarno)氏が1965年に日成氏から名付けたものだという。
祭りでは昨年、ロケットの模型が複数展示されていたが、今年は国家保衛省が記録となる49の花を付けたランを誇らしげに展示した。
朝鮮半島に突然もたらされた外交的和解に伴い、北朝鮮はほほ笑み攻勢に出ており、今月には正恩氏と韓国の文在寅(ムン・ジェイン、Moon Jae-in)大統領との首脳会談が予定されている。(c)AFP/Sebastien BERGER