マライア・キャリー、双極性障害を告白 「いつもおびえていた」
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【4月12日 AFP】ポップ音楽界のスーパースター、米歌手マライア・キャリー(Mariah Carey)さんが、双極性障害(そううつ病)を患っていることを告白した。最近になって治療を始めたという。
5オクターブの音域を誇り、1990年代のポップスターとして最も成功した一人でもあるキャリーさん。精神疾患を「恥」とみなす風潮をなくす一助になりたいと考え、公表を決断したと米ピープル(People)誌の最新記事で語っている。
「最近まで、否定と孤独の中で生きていた。いつも誰かが私のことをさらし者にするんじゃないかとおびえていた」
現在40代後半のキャリーさんは長い間、自分は睡眠障害だと思い込んできたが、不眠やいらいらして怒りっぽくなるのはうつ状態の症状だったと判明したと説明。「とても孤独で悲しくなった。キャリアのためにやらなくてはならないことをしていないのではないかと、罪悪感さえ抱いていた」と述べた。
キャリーさんはピープル誌に対し、双極性障害は「必ずしもあなたを定義するものではない。私はそんなもので自分を定義されたりコントロールされたりするのは嫌だ」と語っている。(c)AFP