【4月12日 AFP】米ドナルド・トランプ(Donald Trump)政権のナディア・シャドロー( Nadia Schadlow)大統領副補佐官(国家安全保障担当)が11日、辞任した。ホワイトハウス(White House)が発表した。

 今週にジョン・ボルトン(John Bolton)氏が大統領補佐官(国家安全保障担当)に就任して以降、国家安全保障会議(NSC)を去った高官はシャドロー氏が3人目。同氏は在任中、米国の国家安全保障戦略の作成に関わったが、就任後3か月足らずでの辞任となった。

 NSCは、米国の国務省と国防総省、そして多数の情報機関の間の調整役として創設されたが、実際には政権内での政策策定支援などのより大きな役割を頻繁に担っている。

 NSCからは先日、トム・ボサート(Tom Bossert)大統領補佐官(国土安全保障担当)、マイケル・アントン(Michael Anton)報道官の2人が退任したばかり。ホワイトハウスは現在、シリア攻撃につながる可能性もある危機の渦中にあるが、軍事行動に関するタカ派的姿勢で知られる元米国連(UN)大使のボルトン補佐官は今週の就任以来、政権内部の刷新を進めているもようだ。(c)AFP