【4月11日 AFP】(更新、写真追加)アルジェリアの首都アルジェ近郊で11日、軍の輸送機が墜落・炎上し、少なくとも257人が死亡した。当局が明らかにした。犠牲者の大半は軍関係者とその家族だという。

 墜落したのはイリューシン(Ilyushin)76型輸送機。ブファリック(Boufarik)の空軍基地から離陸した直後に付近の敷地へ墜落したという。

 国防省は声明で、犠牲者には乗組員10人と搭乗員247人が死亡したと発表したが、生存者がいたかどうかについては言及しなかった。また、現場を訪れた同国の国防副大臣が事故の状況について調査を命じたという。

 同機は南西部ティンドゥフ(Tindouf)へ向かっていた。

 アルジェの南西約25キロに位置する現場には数百台の救急車両、および数十台の消防車両が駆け付けた。

 現場で取材に当たっているAFPのカメラマンは、同機が離陸したで焼け焦げた機体の残骸を目にしている。(c)AFP