対カタール国境に運河建設、島にして孤立化 サウジで計画浮上
このニュースをシェア
【4月11日 AFP】サウジアラビアからの報道によると、同国政府が半島国である隣国カタールとの国境沿いに運河を建設し、カタールを島にしてアラビア半島から孤立させる計画が持ち上がっているという。
政府系ニュースサイトSABQは9日、計画について「サウジアラビアの全面的な権限の下、同国とアラブ首長国連邦(UAE)の民間投資部門がすべての資金を援助する」と報じた。
SABQによる連日の報道で計画の詳細が漏れ伝わる一方、サウジアラビア政府から報道を正式に否定する声明は今のところ出ていない。
サウジアラビア、UAE、エジプト、バーレーンは昨年6月、カタール政府がイスラム過激主義を支援し、イランとも近い関係にあるとして、カタールとの外交関係を断絶。唯一の陸の国境である対サウジアラビア国境も封鎖された。
カタール国営メディアは8日、「運河建設計画は対カタール国境の封鎖を一層強化し、貿易を行わせないという狙いのようだ」と報じた。(c)AFP