昨年のテレビ平均視聴時間、最も長かった国が明らかに 報告書
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【4月10日 AFP】世界中の人々が昨年テレビを視聴した平均時間は、1日約3時間だったことが、9日に発表された報告書で明らかになった。
ユーロデータ・TV・ワールドワイド(Eurodata TV Worldwide)のまとめによると、動画配信大手ネットフリックス(Netflix)や、インターネット通販大手アマゾン・ドットコム(Amazon.com)の配信サービスなどを通じてインターネット上での動画視聴傾向が強まっているにもかかわらず、テレビの視聴時間も維持されているという。
世界95か国から収集されたデータによると、テレビ平均視聴時間が最も長いのは米国人とカナダ人で、昨年の1日平均視聴時間は4時間3分。次いで欧州が3時間49分で、ロシアとブラジルがこれに続いた。
フランス南部カンヌ(Cannes)で開かれた世界最大のテレビ番組見本市「 MIPTV」で報告書を発表した、ユーロデータ・TV・ワールドワイドのフレデリック・ボルプレ(Frederic Vaulpre)副社長は、「利用できるオンラインコンテンツが増えているにもかかわらず、人々がテレビを見る時間は維持されている。北米とアジアではテレビ視聴がわずかに減っているものの、南米では増えており、欧州では記録的な高水準を保っている」と述べた。
ただ大規模な市場のうち、アジアでは2時間25分と比較的少なく、中国では2時間12分まで減少しているという。(c)AFP/Taimaz SZIRNIKS, Fiachra GIBBONS