【4月8日 AFP】男子ゴルフのメジャー第1戦、第82回マスターズ・トーナメント(The Masters Tournament 2018)は7日、米ジョージア州オーガスタのオーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブ(Augusta National Golf Club)で3日目が行われ、パトリック・リード(Patrick Reed、米国)が通算14アンダーで単独首位を守り、2位のロリー・マキロイ(Rory McIlroy、北アイルランド)に3打差をつけた。

 リードは雨でコースが軟らかくなった後半に2イーグルを奪うなど、この日5アンダーを記録。3日連続となる「60」台で自身初のメジャー制覇に向けてトップを維持した。マキロイは7アンダーでラウンドして通算11アンダーの単独2位に浮上。同スコアで回ったリッキー・ファウラー(Rickie Fowler、米国)とジョン・ラーム(Jon Rahm、スペイン)が、それぞれさらに1打差で3位、4位に続いている。

 昨年の全米プロゴルフ選手権(2017 PGA Championship)で自身初となるメジャー大会トップ10に入ったリードは、「しっかりとボールを打てているし、パットもしっかり打てている。とにかく自分のゴルフをするだけだ」と語っている。

 その通りのプレーぶりをみせたリードは8番からの3連続を含む4バーディーを奪い、13番で約4メートルのイーグルパットを沈めると、15番ではショットがピンに当たってカップインするチップインイーグルを見せた。

 一方、自身初のマスターズ制覇でグランドスラム達成となるマキロイは、2日目を終えてリードに5打差をつけられていたが、3番と4番で連続バーディーを奪うと5番をパーで乗り切り、6番でバーディー、さらに8番でイーグルを記録してリードとの差を詰めた。

 13番で3打目をツツジの茂みに打ち込みながらもパーで乗り切るなど6連続パーセーブに成功したマキロイは、さらに15番と18番でバーディーを重ねた。18番では木に当たったボールがフェアウエーに戻ってくる運にも恵まれた。

 マキロイは「最高の日だった。少しラッキーだった。8番のチップインもだし、ツツジの茂みでボールを見つけた13番もあった。それに18番は木に当てて、そこからバーディーを奪えた。明日はそこまで運に頼らないですむことを祈るよ」と振り返った。(c)AFP/Rebecca BRYAN