【4月8日 AFP】米ケンタッキー州のフォートキャンベル(Fort Campbell)陸軍基地で6日夜、攻撃ヘリAH64E「アパッチ(Apache)」が通常の訓練飛行中に墜落し、陸軍第101空挺師団(101st Airborne Division)所属の兵士2人が死亡した。米軍が7日、明らかにした。

 事故原因は調査中。遺族への連絡が行われていないため、死亡した兵士の氏名は明らかになっていない。他に死傷者はいない。

 第101空挺師団の上級司令官を務めるトッド・ロイヤー(Todd Royar)准将は声明で「今日はフォートキャンベルと第101空挺師団にとって悲しい日だ」と述べた。

 米軍では最近、航空機の墜落事故が相次いで発生し、5人が死亡、1人が負傷している。

 3日には、カリフォルニア州で着陸訓練中にCH53Eヘリコプターが墜落。アフリカのジブチでも同日、海兵隊の垂直離着陸攻撃機AV8Bが離陸中に墜落し、パイロットは脱出している。

 4日には、ネバダ州ネリス空軍基地(Nellis Air Force Base)近郊でF16戦闘機が墜落。パイロットは死亡した。このパイロットは米空軍のアクロバット飛行チーム「サンダーバーズ(Thunderbirds)」所属で、航空ショーに備えていた。(c)AFP