手荷物コンベヤーも! 英ヒースロー空港ターミナル1の備品が競売に
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【4月7日 AFP】手荷物渡し用のベルトコンベヤーや航空会社の看板から保安検査場のボディースキャナーまで、現在改装中の英ロンドン・ヒースロー空港(Heathrow Airport)ターミナル1(Terminal 1)の備品が今月、競売に掛けられることになった。競売を主催するCAグローバルパートナーズ(CAGP)が6日、明らかにした。
CAGPの声明によると、旅客数が欧州の空港ターミナルで最も多かったこともある同ターミナルのチェックインカウンター110台、空港の座席1200個、動く歩道9基も競売に掛けられるという。
CAGPヨーロッパ(CAGP Europe)のダニエル・グレイ(Daniel Gray)業務執行社員は「主要空港のターミナル丸ごと、備品やインフラの一切合切を含むこうした販売の前例はない」と語った。
グレイ氏によると、「象徴的」で「歴史的価値の高い」品もあれば、他業種で別の目的に再利用できる品やナイトクラブのような娯楽の場向けの備品もあるという。
ターミナル1は1968年にオープン。徐々に拡張されてきたが2015年、旅客数が欧州最多のヒースロー空港の大規模改修のため閉鎖された。
この競売には、ポーランド人アーティストのステファン・ナップ(Stefan Knapp)氏が手掛けた大壁画10点も含まれている。ナップ氏は第2次世界大戦(World War II)中に英空軍のパイロットをしていた縁で、ターミナル1のために特別にこれらの壁画を描いた。
この競売は4月21日、ヒースロー空港近くのホテルのスイートルームで開催される。(c)AFP