フェイスブック、政治広告支払い主の表示義務付けへ
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【4月7日 AFP】米フェイスブック(Facebook)は6日、今後フェイスブックに掲載されるすべての政治広告について、広告費用の支払い主を明示するよう義務付けるとともに、支払い主の身元を証明させると発表した。国外からの選挙介入を抑止するための措置。
同社は現在、2016年の米大統領選でフェイスブックの不正利用を可能にしていたとして非難の的となっている。
新たな規則では、候補者や公的な問題に関する広告に「Political Ad(政治広告)」のラベルを付けることや、広告費用を支払った個人・団体の名称を示すことが義務付けられる。
フェイスブックのマーク・ザッカーバーグ(Mark Zuckerberg)最高経営責任者(CEO)はフェイスブック自身のページで、同社が今回の変更のため「新たに数千人を雇用する」ことや、11月の米中間選挙より前に新規則を施行することを説明した。
同CEOは「これらの措置だけでシステムを悪用しようとする者すべてを阻止できるわけではない」とした上で、「ロシアが2016年の選挙でしたことや、偽のアカウントやページを使った宣伝をすることは、ずっと難しくなる」との見通しを示した。
同CEOは来週、ドナルド・トランプ(Donald Trump)陣営に雇われた英政治コンサルティング企業が最大8700万人の個人情報を不正取得した問題をめぐり議会証言を行う予定。(c)AFP