【4月5日 AFP】米大リーグ(MLB)、ロサンゼルス・エンゼルス(Los Angeles Angels)の大谷翔平(Shohei Ohtani)が4日、クリーブランド・インディアンス(Cleveland Indians)戦で2試合連続となる本塁打を放った。

 3日の本拠地デビュー戦初打席で大リーグ移籍後初となる本塁打を放っていた大谷は、この日も8番・指名打者(DH)で先発出場すると、5回の第2打席で昨季ア・リーグのサイ・ヤング賞(Cy Young Award)を獲得したインディアンスの先発右腕コーリー・クルーバー(Corey Kluber)から中堅へ2点本塁打を放った。大谷はその後クルーバーから三振を奪われたが、延長10回には単打を放っている。

 大谷の本塁打で2-2の同点に追い付いたエンゼルスは、互いに譲らず迎えた13回裏にザック・コザート(Zack Cozart)がソロ本塁打を放ち、3-2でサヨナラ勝ちを収めた。

 エンゼルスのマイク・ソーシア(Mike Scioscia)監督は二刀流の大谷について、「ショウヘイは適応している。今日の試合で大きな一発だった」とコメントした。

「バットスピードとパワーは見ての通りだ。今後、彼が吸収していかなければならないことは多い。今後とてつもなく伸びていく点もあるし、この2試合ではしっかりとボールをとらえていた」とソーシア監督は続けると、大谷の序盤の活躍にも驚いた様子はなく、「日曜日(1日)にマウンドで素晴らしいスタートを切って、今はなじみ始めている」と付け加えた。

 8日の試合で登板予定の大谷はDHとしては3試合に出場し、14打数6安打で打率は.429となっている。

 大谷はシーズン開幕前は苦しみ、識者からは大リーグデビューを飾る準備が整っていないのではないかという懐疑的な声も聞かれた。

 それに対して大谷は通訳を介し、「(批判に対しての思いは)特にないです。結果に対してはしょうがないことなので。まだ始まったばかり。一日ずつやって、チームに貢献できるようにしたいです」と語っている。(c)AFP