石油から太陽光へ、再生可能エネルギーの中枢に サウジアラビア
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【4月13日 AFP】サウジアラビアの技術者たちが、研究所でソーラーパネルの耐久性を検査をするために人工の砂嵐を準備をしている。この研究所は、石油資源に恵まれた同国が数十億ドルをかけて推し進める、再生可能エネルギー発電の中枢だ。
世界最大の石油輸出国であるサウジアラビアは、クリーンエネルギーの熱心な推進派ではないように思われるが、首都リアド近郊の強い日差しが降りそそぐウヤイナ(Al‐Uyayna)にある研究所は、エネルギー源の多様化を目指して太陽光発電の導入に力を注ぐ同国の取り組みを先導している。
サウジアラビアの太陽光発電への取り組みは、先月、ムハンマド・ビン・サルマン(Mohammed bin Salman)皇太子が日本のソフトバンク(SoftBank)と共同で、2000億ドル(約21兆円)を投じる世界最大規模の太陽光発電事業を進めることを明らかにし、注目を集めた。
石油依存からの脱却を目指す同国とソフトバンクが交わした覚書は、2030年までに最大200ギガワットを太陽光で発電するとした内容。200ギガワットは、現時点で最大規模の太陽光発電プロジェクトのおよそ100倍の発電量になる。(c)AFP