NZ議会、過去の同性愛行為での有罪取り消す法案可決
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【4月4日 AFP】ニュージーランド議会は3日、同性愛行為に及んで過去に受けた有罪判決を取り消す法案を可決し、同法案によって過去の不正を正すことができると発表した。
ニュージーランドでは1986年に同性愛が非犯罪化されたが、それ以前に(同性愛行為で)有罪判決を受けた人々は当局の公式記録に犯罪歴として記載されていた。
法案は全会一致で可決され、過去に合意の上での同性愛行為で有罪判決を受けた人々は、自身の記録を削除することができる。
アンドリュー・リトル(Andrew Little)法相は、偏見や過去の同性愛行為での有罪判決が起因となった弊害を受けてきた性的少数者の人々に対し改めて謝意を示すとともに、法案の可決が同性愛者に対する差別はもはや容認されるものではないと示す明確な合図になったと述べた。
新法は来年施行される。推定では約1000人に記録削除の申請資格があるとされている。(c)AFP