【4月4日 AFP】米カリフォルニア州ロサンゼルスで今週、迷路のように入り組んだ下水道の配管に迷い込んでしまった少年(13)が12時間後に救出される出来事があった。

 救出されたジェシー・ヘルナンデス(Jesse Hernandez)君は米NBCに対し、「下水が流れる音は聞こえたけれど、何も見えなかった」と当時の状況を語った。

 米紙ロサンゼルス・タイムズ(Los Angeles Times)によると、ジェシー君は1日、家族などと一緒に全米で最も大きな都市型公園の一つに数えられる「グリフィス・パーク( Griffith Park)」を訪れ、いとこらと無人の建物に探検しに入った。しかし、木の板の上を飛び跳ねたところ板が割れ、ジェシー君は8メートル下の配管に落下してしまったという。

 消防隊員、警察官、清掃作業員ら100人以上を動員した大規模な捜索が行われ、2日早朝にマンホールのふたを開けた作業員が、上を見上げているジェシー君を発見。落下地点からは1キロ以上離れていた。ジェシー君は病院に搬送されて消毒などを行った後に帰宅した。(c)AFP