【4月3日 AFP】ボクシング、元8階級制覇王者のマニー・パッキャオ(Manny Pacquiao、フィリピン)が、7月にマレーシア・クアラルンプールでWBA世界ウエルター級王者のルーカス・マティセ(Lucas Matthysse、アルゼンチン)と対戦することが決まった。プロモーターのオスカー・デラホーヤ(Oscar De La Hoya)氏が2日、発表した。

 フィリピンの英雄的存在であるパッキャオは先月、声明でマティセ戦の計画を発表していたが、詳細は隠されていた。この日、開催が正式に決まったことを明かしたデラホーヤ氏はツイッター(Twitter)で「正式決定。WBAウエルター級王者の@MatthysseLucasが、自身のタイトルをかけて7月14日夜(米国時間)にマレーシア・クアラルンプールで@mannypacquiaoと拳を交える」とつづった。

 先月の時点では、マティセとの一戦は6月24日に行われるだろうとしていたパッキャオは当時、「これはタフな戦いになるだろう。マティセはKOの芸術家でもある。しかし、戦って再び世界王者になることを楽しみにしている」「この試合では自分がアンダードッグになるが、それには慣れている。自分にとっては練習に励み、一生懸命に戦って王座を勝ち取る大きなモチベーションになる」と述べていた。

 現在39歳のパッキャオは、昨年7月にオーストラリア・ブリスベン(Brisbane)でジェフ・ホーン(Jeff Horn、オーストラリア)に判定負けを喫し、WBOのタイトルを失って以降はリングから遠ざかっている。一方、39勝4敗(36KO)の通算成績を誇るマティセは、1月にタイのテワ・キラム(Tewa Kiram)に勝利し、空位となっていたWBAのベルトを手にしている。(c)AFP