「自滅した」ズベレフ、マスターズ3度目Vはならず マイアミOP
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【4月2日 AFP】テニス、マイアミ・オープン(Miami Open 2018)は1日、男子シングルス決勝が行われ、大会第4シードのアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)は7-6(7-4)、4-6、4-6で第14シードのジョン・イズナー(John Isner、米国)に逆転負けを喫し、自身3度目のマスターズ1000(ATP World Tour Masters 1000)優勝はならなかった。
この試合に勝利していれば、世界ランキング3位へ返り咲くことができたズベレフは試合後、「今大会のこれまでの試合よりミスが多かった。自分はベースラインからのプレーが悪かったが、ジョンとの試合は簡単ではない。常に相手を苦しめてくる」とした上で、「自滅した感じもあるが、彼のことは14歳の頃から知っている。だから、負けてうれしいことなんてないが、彼のマスターズ初優勝はうれしく思う」と語った。
第1セットは両者ともにサービスゲームで譲らず、予想通りの展開でタイブレークへ進んだが、最後はイズナーのバックハンドがアウトとなり、ズベレフがこのセットを先取。しかし、第2セット4-4で迎えたサービスゲームでズベレフがこの日初めてのブレークを献上すると、試合は振り出しに戻った。
さらにズベレフは最終セット、再び4-4の場面でホールドに失敗。試合の勝敗を決定づけるブレークを許すと、フラストレーションのあまりラケットを地面にたたきつけた。
それでも、今大会で自身3度目のマスターズ決勝進出を果たし、自身が未来のテニスを引っ張っていく存在であることを再び証明したズベレフは今後、スペイン・バレンシア(Valencia)に移動して同国との国別対抗戦デビスカップ(Davis Cup 2018)準々決勝を戦う。(c)AFP