ヘビー級統一王座狙うジョシュア、パーカーとの大一番では「狂乱に収拾つける」
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【3月31日 AFP】ボクシング、世界ヘビー級王者のアンソニー・ジョシュア(Anthony Joshua、英国)は30日、翌31日に英カーディフ(Cardiff)で行われるジョセフ・パーカー(Joseph Parker、ニュージーランド)との同級王座統一戦で「狂乱に収拾をつける」と心に誓っている。
IBF・WBA王者のジョシュアとWBO王者のパーカーは、約7万8000人が観戦に訪れるプリンシパリティ・スタジアム(Principality Stadium)で互いのベルトを懸けて戦う。しかし、ジョシュアが満席の巨大スタジアムに慣れている一方で、パーカーにとっては事情が違い、これまで1万人以上の前で戦った経験はない。
ジョシュアは30日、BBCラジオ(BBC Radio)に対して、「相手がリングで冷静さを失うかどうかは、俺が教えてやる」とすると、「騒然とした雰囲気に包まれていようとも、リングは一つだし、レフェリーも一人だ。俺はアリーナに入ったら、とにかく狂乱と混乱に収拾をつけてやるだけさ」と語った。
同日行われた前日計量ではジョシュアが約110キロとなり、前回のカルロス・タカム(Carlos Takam、カメルーン)戦で記録した自己最重量の約115キロから大幅な減量となった一方で、パーカーは約107キロとなった。
ジョシュアが体重を絞ったのは、昨年勝利を収めたヒューイ・フューリー(Hughie Fury、英国)戦から4キロほど減量したパーカーと戦うには、リング上で機動力が必要であると十分に認識していることを示している。
ジョシュアは計量後、「少し減量したことで、今回のファイトが戦いやすくなる」とすると、「手応えを感じている。トレーニングはリハーサルのようなものだし、スパーリングも同じだが、うまくいった。かなりキレが増していることが分かるだろう。反応も機敏になって、スピードもかなり鋭さを増しているはずだ」とつけ加えた。(c)AFP