【3月30日 AFP】ローマ・カトリック教会のフランシスコ(Francis)法王は29日、イタリアの首都ローマにある刑務所で「洗足式」を行い、イスラム教徒2人、キリスト教正教徒、仏教徒を含む受刑者らの足を洗った。

 洗足式はイースター(Easter、復活祭)前の「聖木曜日(Holy Thursday)」に行われる儀式で、法王が刑務所で洗足式を行ったのはこれで4度目。受刑者たちに対し法王は「人生を変える機会は常に誰にでもある、人が(人を)裁くことなどできない」と語り掛けた。

 同日、法王に足を洗ってもらったのはイタリアをはじめフィリピン、モロッコ、コロンビア、モルドバ、シエラレオネ、ナイジェリア出身の12人の受刑者たちだったという。(c)AFP