【3月31日 東方新報】中国最難関の名門・北京大学(Peking University)が、コンピューターゲームの選択授業を開設した。授業内容は、コンピューターゲーム開発や技術、業界について。Eスポーツの試合会場へ行く計画もあるという。

 コンピューターゲームは、現代人の日常にすっかり浸透している一方でゲームを悪の根源と見る人も少なくない。

 この授業を開設した陳江(Chen Jiang)教授は、「ゲーム産業は急速に発展しており、学生たちが将来、ゲーム業界で活躍する可能性も多いにある。授業ではゲームに関する研究・開発、業界、心理などについて学ぶ」と説明する。

 授業は選択科目で、定員は120人だったが、初回の授業で教室が学生であふれかえったため、大学側は定員を大幅に増員、教室も大教室に変更したほどの人気だった。

 この授業を開設した理由として、陳教授は「ゲーム産業・業界の発展が速いことが背景にある。学生たちは将来必ず、直接、間接的にこの業界と関係のある仕事をしたり、投資したりするなどの場面が来るだろう」と話す。