【3月29日 AFP】米男性誌「プレイボーイ（Playboy）」を発行するプレイボーイ・エンタープライゼズ（Playboy Enterprises）は28日、交流サイト（SNS）フェイスブック（Facebook）上での活動を停止すると発表した。個人情報流出問題で批判されているフェイスブックに「加担」することを避けるためとしている。

　プレイボーイ・エンタープライゼズによると、かねてフェイスブックのコンテンツやポリシーに関する厳しい指針への対応に苦慮してきたが、英国の政治コンサルティング会社がフェイスブックの個人情報を大量に取得していた件が決め手になったという。

　プレイボーイ・エンタープライゼズが開設しているすべてのフェイスブックアカウントの利用を解除する。同社は声明で、プレイボーイのフェイスブックページに関わっているユーザーが2500万人以上いるとした上で「伝えられているような慣行に彼らをさらすことに加担したくない」と表明。

「プレイボーイは常に個人の自由と性の賛美のために戦ってきた。本日、その戦いで新たな一歩を刻む」とした。

　フェイスブックは、2016年の米大統領選でドナルド・トランプ（Donald Trump）陣営に雇われた英企業ケンブリッジ・アナリティカ（Cambridge Analytica）に約5000万人分の個人情報が流用されていたことが発覚。厳しい批判や捜査の要求にさらされている。(c)AFP