不振脱却のイズナーが4強、チョンに68分完勝 マイアミOP
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【3月29日 AFP】テニス、マイアミ・オープン(Miami Open 2018)は28日、男子シングルス準々決勝が行われ、大会第14シードのジョン・イズナー(John Isner、米国)が6-1、6-4で第19シードのチョン・ヒョン(Hyeon Chung、韓国)に完勝し、準決勝進出を決めた。
今シーズンは今大会までわずか2勝にとどまっていた32歳のイズナーだが、キービスケーン(Key Biscayne)入りしてからは絶好調で、この日も13本のエースをたたき込み、チョンを試合時間68分で退けた。
悲願のマスターズ1000(ATP World Tour Masters 1000)初優勝が手の届くところまできたイズナーは試合後「信じられないくらい良いプレーができたし、試合を重ねるごとに良くなり、強くなれている」と語った。
「コンディションが自分にとって完璧だった。ボールのバウンドの仕方に加え、コートが速すぎないのも自分にとっては良い。これまでも今大会では良いプレーができていたが、ここまで勝ち上がってくることができてうれしい」
一方、これが今シーズンに入って6度目の準々決勝だったチョンは、直近の対戦となった1月のASBクラシック(2018 ASB Classic)でイズナーを倒していたが、この日は第1セットで今大会初のブレークを喫すると、そこからは踏みとどまることができなかった。
「彼のサーブが本当に厄介で、簡単にポイントを与えてしまった」と振り返ったチョンは、「自分のリターンは十分ではなかったが、今年の成長には満足している」と付け加えた。「全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2018)で準決勝に進出してから調子が良い。試合に負けるのは、いつだって悔しいけど」
イズナーは次戦、決勝進出をかけて第5シードのファン・マルティン・デルポトロ(Juan Martin Del Potro、アルゼンチン)と第20シードのミロス・ラオニッチ(Milos Raonic、カナダ)の勝者と対戦する。(c)AFP