【3月29日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は28日、デービッド・シュルキン(David Shulkin)退役軍人長官を解任し、大統領の専属医ロニー・ジャクソン(Ronny Jackson)氏を後任に指名すると明らかにした。トランプ政権では高官の辞任や解任が止まらない。

 トランプ大統領は今月、レックス・ティラーソン(Rex Tillerson)国務長官、H・R・マクマスター(H.R. McMaster)大統領補佐官(国家安全保障問題担当)の解任を発表。米国家経済会議(NEC)のゲーリー・コーン(Gary Cohn)委員長も辞任を明らかにしている。

 シュルキン氏は昨年、妻を同伴した9日間の欧州出張で、テニス観戦などの観光も含めて12万2000ドル(約1300万円)の経費が掛かっていたことが非難を浴び、解任が広く予想されていた。

 バラク・オバマ(Barack Obama)前政権時代から在任する数少ない高官の一人でもあった。

 トランプ氏は「海軍将官のロニー・L・ジャクソン医師を退役軍人省の新長官に指名できることをうれしく思う」と述べた。ジャクソン氏が議会で承認されるまで国防総省の高官ロバート・ウィルキー(Robert Wilkie)氏が暫定的に長官職を代行する。(c)AFP