外交官大量追放も、米ロ首脳会談「応じる用意ある」 ロシア
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【3月28日 AFP】英国で発生したロシア人元二重スパイの殺害未遂事件を受けて、欧米諸国が多数のロシア人外交官を国外追放する中、ロシア大統領報道官は28日、ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は今もドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領との首脳会談に応じる用意があると述べた。
ロシアのドミトリー・ペスコフ(Dmitry Peskov)大統領報道官は「米国側次第だが、ロシア側は今も応じる用意がある」と報道陣に語った。さらにペスコフ報道官は「われわれと対立する国であれ、同盟国であれ、相手方にその用意さえあるならば、プーチン大統領にもロシア側にも、米国を含むすべての国との相互に有益な信頼関係(の構築)に応じる用意がある」と付け加えた。
3月4日に英国で起きたロシア人の元二重スパイ、セルゲイ・スクリパリ(Sergei Skripal)氏と娘のユリア(Yulia Skripal)さんの殺害未遂事件を受けて、米政府はロシア人外交官60人以上の国外追放処分を決定したことを発表したばかり。その他、これまでに少なくとも25か国が、ロシア人外交官の国外追放を決定している。(c)AFP