【3月28日 AFP】英国の環境・食料・農村省は28日、ごみの量を減らすため、ペットボトルなど使い捨て飲料容器にデポジット制度を導入する計画だと発表した。

 イングランドで販売される飲料のプラスチック、ガラス、金属製の使い捨て容器に預託金(デポジット)を課す方針で、制度の具体的なあり方については今後諮問するという。

 英国で使われるプラスチックボトルは年間130億本と推定されている。マイケル・ゴーブ(Michael Gove)環境・食料・農村相は、「今すぐこの脅威に対処し、リサイクルされない大量のプラスチックボトルを減らすことが非常に重要だ」と述べた。

 同省によると、同様の制度はデンマーク、スウェーデン、ドイツですでに導入されており、空のボトルを返却すると最高で25ユーロセント(約32円)が払い戻される仕組みになっている。

 英国は2015年にほとんどの店舗でレジ袋1枚につき5ペンス(約7円)を課金する制度を導入している。政府によるとこれによってレジ袋の消費が90億枚削減されたという。(c)AFP