【4月6日 CNS】中国社会科学院(Chinese Academy of Social Sciences)国情調査センターや騰訊(テンセント、Tencent)社会研究センターなどが共同で発表した「中高層インターネット生活研究報告」によると、若者と同様に動画を視聴し、モバイル決済やモバイルナビ、配車サービスなど利用する中高年層もいるが、情報リテラシーの向上も必要になるとしている。

 調査は、北京(Beijing)、西安市(Xi'an)、成都(Chengdu)、武漢(Wuhan)市など中国8都市で微信(ウィーチャット、WeChat)を使用する50歳以上の人を対象に実施。

 調査では、インターネットを使用する目的は、コミュケーションや情報収集などに集中している。微信の利用者のうち75.8%の人が「インターネットでニュースをチェックしている」と回答。このうち56.6%が「自分で検索を行って必要な情報を得る」、45.9%が「微信の公式アカウント内の文章を閲覧する」と答えている。

 また、若い世代が好むネットの便利機能も中高年層の生活に浸透しつつある。51.5%がモバイル決済、33.1%がモバイル・ナビゲーション、25.8%が配車サービスを使用するなど一定の割合を占めてきている。(c)CNS/JCM/AFPBB News