【3月26日 AFP】サウジアラビア軍は25日、イエメンのイスラム教シーア派(Shiite)系反政府武装組織「フーシ派(Huthi)」が発射した弾道ミサイル7発を迎撃した。首都リヤドでは落ちてきた破片に当たり、少なくともエジプト人1人が死亡、2人が負傷している。

 フーシ派はリヤドを標的に3発、南部ハミースムシャイト(Khamis Mushait)、イエメンとの国境に近いジザン(Jizan)とナジュラン(Najran)に向けて計4発のミサイルを発射した。

 サウジアラビア主導の連合軍は、フーシ派が人口の多い地域を狙ったとしている。一方、フーシ派のテレビ局はリヤドのすぐ北に位置するキング・ハリド国際空港(King Khalid International Airport)や南部の複数の滑走路を標的にしたと主張している。

 25日でサウジ主導の連合軍がイエメンに軍事介入してから3年となる。

 昨年11月以降、「フーシ派」はサウジアラビアに向けて複数のミサイルを発射しているが、同国軍はすべてを迎撃したと発表している。(c)AFP