フェイスブックCEO、データ流出疑惑で英米主要紙に謝罪広告
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【3月26日 AFP】フェイスブック(Facebook)のマーク・ザッカーバーグ(Mark Zuckerberg)最高経営責任者(CEO)は25日、英米の主要紙9紙に全面広告を掲載し、利用者の個人情報が不正に取得された疑惑について謝罪した。
「われわれには皆さんの情報を守る責任があり、それができなければこの(サービスを提供する)資格はない」
謝罪広告は大衆紙メール・オン・サンデー(Mail on Sunday)やサンデー・タイムズ(Sunday Times)、疑惑を報道したオブザーバー(Observer)を含む6つの英紙、またニューヨーク・タイムズ(New York Times)、ワシントン・ポスト(Washington Post)、ウォールストリート・ジャーナル(Wall Street Journal)などにも掲載された。
ザッカーバーグ氏は、大学の研究者が開発したクイズのアプリが原因で、2014年に多くのフェイスブック利用者の情報が流出したことに言及。「これは信頼を裏切るものであり、当時さらなる措置を取らなかったことを申し訳なく思う。こうしたことが再び起きることのないよう現在対応を行っている」と述べている。
個人情報の流出疑惑が明るみに出て、欧州や米国で調査が開始され、フェイスブックの株価も急落。ザッカーバーグ氏は先週、フェイスブックが間違いを犯したことや問題解決のため対策の強化が必要であることを認める声明を発表していた。(c)AFP