【3月25日 AFP】シリアの首都ダマスカスで24日、反体制派が発射したロケット弾でサッカーの練習をしていた少年1人が死亡、7人が負傷した。国営シリア・アラブ通信(SANA)が報じた。

 SANAによると、ロケット弾が打ち込まれた場所はダマスカス郊外マズラー(Mazraa)地区にあるアルファイハ(Al-Fayhaa)スポーツセンター。同地区にはロシア大使館がある。

 シリア軍サッカーチームのモフセン・アッバス(Mohsen Abbas)会長によると、死亡したのは12歳のサミル・モハマド・マス―ド(Samir Mohamad Massoud)君。反体制派の砲弾がアルファイハ・スポーツセンターを直撃し、サッカーの練習中だったマス―ド君が死亡し、7人が負傷したという。

 アッバス氏によると、シリア軍のユースサッカーチームに所属するマス―ド君はいつもアルファイハ・スポーツセンターで練習していた。将来有望なユース選手の1人で高い志を持っていたという。

 そのほか、SANAによると、負傷した同軍U-15(15歳以下)チームの選手たちはダマスカスの病院で治療を受けている。(c)AFP