【3月25日 AFP】イタリアサッカー連盟(FIGC)の副コミッショナーを務めるアレッサンドロ・コスタクルタ(Alessandro Costacurta)氏は24日、代表新指揮官を5月20日に発表すると明かした。

 同国セリエAのACミラン(AC Milan)でDFとして活躍したコスタクルタ氏は、昨年11月にW杯ロシア大会(2018 World Cup)の出場権を逃して解任されたジャンピエロ・ヴェントゥーラ(Giampiero Ventura)前監督の後任人事を担当している。

 現在、U-21代表監督のルイジ・ディ・ビアジョ(Luigi Di Biagio)氏が暫定指揮官を務めている代表チームは、23日に英マンチェスターで行われた国際親善試合で0-2とアルゼンチンに敗れている。

 コスタクルタ氏は会見で「5月20日に新監督の名前をお知らせする」とすると、ディ・ビアジョ氏も候補の一人とした上で、「そこまで多くはいないと私は考えているが、ディ・ビアジョより優れた人物を招へいできる機会があれば、発表を行う」と語った。

 新監督候補には、FCゼニト(FC Zenit)のロベルト・マンチーニ(Roberto Mancini)監督、チェルシー(Chelsea)のアントニオ・コンテ(Antonio Conte)監督、レスター・シティ(Leicester City)の元指揮官で現在ナント(FC Nantes)で指揮を執るクラウディオ・ラニエリ(Claudio Ranieri)氏、前バイエルン・ミュンヘン指揮官のカルロ・アンチェロッティ(Carlo Ancelotti)氏らの名前が挙がっている。

「完璧な仕事をしてくれる人物を探し出すのは難しい。欧州選手権(UEFA Euro 2020)本大会に出場できるチームを作り出すために、すべきことを見極める必要がある」

「今いる選手たちのことを考える方が重要だと感じている。ジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)やジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)であれば、昨日はもっとやれたというふうには思わない」

「ディ・ビアジョは年々成長し、連盟内での序列を駆け上がってきた指導者だ。新指揮官になるか、新指揮官のコーチングスタッフに入るか、どちらかになる可能性は非常に高い。非常に才能豊かだ。彼を間近で見てきているが、連盟内部の人間も同じように考えている」

 イタリア代表は27日に、敵地ウェンブリー・スタジアム(Wembley Stadium)でイングランド代表との親善試合を控えている。また6月にはフランス代表、オランダ代表と対戦する。(c)AFP