ペルー検察、クチンスキ前大統領邸を家宅捜索 汚職疑惑
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【3月25日 AFP】ペルーの検察当局は24日、議会の承認を経て前日に辞任したペドロ・パブロ・クチンスキ(Pedro Pablo Kuczynski)前大統領(79)が首都リマに所有する邸宅2軒を家宅捜索したとツイッター(Twitter)で発表した。
エコノミストとして米国での勤務経験もあるクチンスキ氏については、ブラジル建設大手オデブレヒト(Odebrecht)に公共工事を受注させる見返りとして賄賂を受け取っていた汚職疑惑で捜査対象となっている。
クチンスキ氏の弁護団はペルー出国を禁じた検察側の要求を受け入れたと発表した。クチンスキ氏自身も、自らの「汚名をすすぎ名誉を回復する」ため喜んで捜査に協力するとツイッターに投稿。自身は政治的迫害の被害者であり、メディアの大々的な報道はペルーの対外イメージを損ねるなどとも書き込んだ。(c)AFP