トーマスが世界1位まであと1勝、ワトソンとの準決勝へ デルマッチプレー
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【3月25日 AFP】世界ゴルフ選手権(World Golf Championships)シーズン第3戦、デルマッチプレー(Dell Match Play 2018)は24日、米テキサス州オースティンのオースティン・カントリークラブ(Austin Country Club)で4日目が行われ、世界ランキング1位まであと1勝としているジャスティン・トーマス(Justin Thomas、米国)は、マスターズ・トーナメント(The Masters Tournament)優勝2回のバッバ・ワトソン(Bubba Watson、米国)と準決勝で顔を合わせることになった。
昨シーズンの全米プロゴルフ選手権(2017 PGA Championship)でメジャー初優勝を果たした第2シードのトーマスは、ラウンド・オブ16でキム・シウ(Si Woo Kim、韓国)に6アンド5で圧勝。準々決勝ではカイル・スタンリー(Kyle Stanley)との同胞対決を2アンド1で制し、4強入りを果たした。
トーマスは「僕にできるのはベストを尽くすことだけ。ワトソンはとても好調で、本当に素晴らしい選手だ。あしたは彼の日じゃないことを祈らないとね」と語った。
世界ランク1位のダスティン・ジョンソン(Dustin Johnson、米国)が予選で敗れたため、トーマスには世界ランク1位奪取の機会が生まれている。25歳未満でのランク1位奪取が実現すれば、タイガー・ウッズ(Tiger Woods)とジョーダン・スピース(Jordan Spieth)に続き、史上3人目となる。ツアー9勝目を目指すトーマスは、2017年9月以降に3勝を挙げている。
第35シードのワトソンは、ブライアン・ハーマン(Brian Harman、米国)を2アンド1で、キラデク・アフィバーンラト(Kiradech Aphibarnrat、タイ)を5アンド3で退けて勝ち上がった。ワトソンの4強入りはこれで2011年に続いて2回目で、当時はドイツのマルティン・カイマー(Martin Kaymer)に準決勝で敗れた。
ワトソンは「みんなとにかくボールを良い場所に置いて、バーディーのチャンスを広げることだけを意識している。ピンがかなり難しい位置にあるからね」とコメントした。
もう一方の準決勝は、アレックス・ノレン(Alex Noren、スウェーデン)とケヴィン・キスナー(Kevin Kisner、米国)という組み合わせになった。
キスナーはマット・クーチャー(Matt Kuchar、米国)に1アップで競り勝つと、準々決勝ではイアン・ポールター(Ian Poulter、イングランド)相手に8アンド6と、準々決勝以降では過去最も大きい差で圧勝した。
PGAツアー初優勝を目指すノレンは、ラウンド・オブ16でパトリック・リード(Patrick Reed、米国)に5アンド3で快勝。準々決勝ではキャメロン・スミス(Cameron Smith、オーストラリア)を4アンド2で退けた。(c)AFP