北アイルランドが韓国撃破、韓国指揮官「スマイスの情報を持ってなかった」
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【3月25日 AFP】サッカー国際親善試合が24日に各地で行われ、北アイルランドは途中出場で代表デビューを果たしたポール・スマイス(Paul Smyth)が決勝点を奪い、韓国に2-1で勝利した。
韓国は権昶勲(Chang-Hoon Kwon、クォン・チャンフン)のゴールで先制したものの、金ミン哉(Min-Jae Kim、キム・ミンジェ)がオウンゴールを献上して同点に追いつかれると、試合を支配しながらも得点を奪えずに迎えた後半41分、スマイスに逆転ゴールを許した。
クイーンズパーク・レンジャーズ(Queens Park Rangers、QPR)に所属する20歳のスマイスは、試合時間残り6分でマイケル・オニール(Michael O'Neill)監督からピッチへ送り出されると、味方がロングボールに競り勝ったボールを拾い、中央に切れ込んでから冷静にコースを突いたシュートを決めてスタジアムを沸かせた。
わずか2日前にU-21代表のスペイン戦に出場していたスマイスにとって、今回がA代表デビュー戦。そのため、韓国の申台龍(Tae-Yong Shin、シン・テヨン)監督はプレースタイルを把握しておらず、「あの選手の情報をほとんど持っていなかったことは認めざるを得ない」とコメントした。
W杯ロシア大会(2018 World Cup)に出場する韓国は、6月18日のチーム初戦でスウェーデンと対戦。その後にメキシコ、ドイツと対戦する。
一方、北アイルランドはW杯出場をかけたスイスとの欧州予選プレーオフにまで勝ち進んだが、第1戦を疑惑のPKで落とすと、そのまま2戦合計スコア0-1で敗れ、本大会出場を逃した。(c)AFP