「放し飼い」展示で生き物により近く 「オービィ横浜」の展示が4月から拡大へ
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【3月26日 AFPBB News】映像技術を駆使して自然や動物の世界を体験できる屋内型施設「オービィ横浜(Orbi Yokohama)」(横浜市西区)が、従来の映像中心の設備に加え、実際に動物と触れ合えるコーナーを拡充させて4月1日に再オープンする。3月23日に開かれた先行公開では、メンフクロウの飛行訓練の様子や猫やカーペットニシキヘビなどの爬虫(はちゅう)類の新設展示コーナーが披露された。
デジタル映像と「リアル」の動物の組み合わせで、より臨場感あふれる施設を目指すという。目玉は、ミーアキャットやアルマジロなど19種の動物が一堂に集まった「アニマルガーデン」。展示動物と通路を隔てる仕切り板を最小限にし、間近で動物を観察したり触れたりできることが特徴だ。
大きなくちばしが目を引くオニオオハシが飛び交い、カピバラが通路を行き来している。人工的に繁殖、飼育されているため人慣れした個体が多いことが、より動物を近くに感じられる「放し飼い」展示を実現させた。安全管理については、職員が常時、現場でチェックしているという。
「イメージだけではない、動物の温かみを感じてほしい」と森隆之(Takayuki Mori)館長(45)。家族で訪れた東京都の会社員、大木正人さん(54)は、「(動物との)距離が近くていいね」。7歳の息子もカピバラに触れて「こわくなかった」と喜んでいた。(c)AFPBB News