【3月22日 AFPBB News】獲物をねらうライオンからダンゴムシまで、生き物になりきって生態を学べる「MOVE 生きものになれる展ー動く図鑑の世界にとびこもう!-(MOVE! into the wild life)」が東京都江東区の日本科学未来館(National Museum of Emerging Science and Innovation)で開催中だ。「なりきり」「インスタ映え」の展示に、連日入場待ちの列ができるほどの人気で、来場者はすでに13万人を超えた。

 展示は、ジャングルやサバンナなど四つの生息環境に分けられている。排せつ物のにおいなど嗅覚にも訴え、さまざまな土地に適応して生存を図っている生き物の特徴が紹介されている。

 最も人気を集めているのは、体験コーナーだ。ペンギンの着ぐるみ姿で腹ばいで滑り台をしたり、熱帯のトカゲ「バシリスク」のように水の上を跳ねるように走ったり。写真をねらう家族連れが引きも切らない。

 母親と訪れた都内の小学生、滝沢凜さん(10)は、ダンゴムシのスーツに収まって丸くなり、アリに見立てた棒でつつかれながらはいつくばり、ほふく前進に挑戦。「小さくても丸まって身を守りながら頑張って生きている」と身近な虫に親しみを感じたようだ。

 4月8日まで。4月21日からは大阪で開催予定。(c)AFPBB News