【3月22日 AFP】（更新）テニス、マイアミ・オープン（Miami Open 2018）は21日、女子シングルス1回戦が行われ、前週のBNPパリバ・オープン（BNP Paribas Open 2018）でツアー初優勝を飾った大坂なおみ（Naomi Osaka）は6-3、6-2で元世界ランキング1位のセレーナ・ウィリアムス（Serena Williams、米国）を撃破し、2回戦進出を決めた。大坂は終始優位に立ち、試合時間はわずか1時間17分だった。

　これが産休から復帰以降、2大会目にして4試合目となったセレーナだが、コート上での動きやラリーでは精彩を欠き、予想以上に復活への道が厳しいことを物語っていた。また、同選手が米国開催のハードコート大会で初戦敗退を喫するのは21年ぶり。

　この日、マイアミ・オープンで通算8度の栄冠に輝いた実績を持つセレーナは、試合開始直後のサービスゲームをラブゲームでキープする幸先がいい出だしを切ったが、リズムをつかむのに苦労した。

　対する大坂は、緊張こそ見えたものの試合に踏みとどまり、第7ゲームでブレークに成功。主導権を握る絶好のチャンスを得た世界22位は、時速185キロのサーブと力強いグラウンドストロークでリードを5-3に広げると、最後は再びブレークを奪って第1セットを比較的簡単に先取した。

　第2セットに入っても、力と安定感で勝ったのは大坂。打ち合いの大半を制し、第4ゲームで最初のブレークを奪い3-1とすると、そのまま勢いを落とすことなく、最後はセレーナの簡単なショットがアウトとなり、20歳の新鋭が勝利をつかんだ。

　同日行われた試合では、元世界ランキング1位のビクトリア・アザレンカ（Victoria Azarenka、ベラルーシ）が6-3、6-0でキャサリン・ベリス（Catherine Bellis、米国）に完勝し、2回戦へ駒を進めた。

　また、男子シングルス1回戦に登場した杉田祐一（Yuichi Sugita）は4-6、6-3、1-6でロビン・ハーセ（Robin Haase、オランダ）にフルセットで敗れ、初戦突破を逃している。(c)AFP