連続爆破事件の容疑者が自爆 米テキサス
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【3月22日 AFP】米南部テキサス州の州都オースティン(Austin)で起きた一連の爆破事件で21日早朝、実行犯とされる白人の男が警察に包囲される中で自爆した。
米メディアによれば、自爆したのはマーク・アンソニー・コンディット(Mark Anthony Conditt)容疑者。同市郊外のホテルの前で警察に包囲された後、乗っていた車の中で爆弾を起爆させ、その後死亡した。オースティン警察のブライアン・マンリー(Brian Manley)署長が同日早朝の記者会見で発表した。
2日に始まった計5回の連続爆破事件では、2人が死亡し、数人が負傷している。捜査は数百人の連邦捜査官と地元警官を動員して大規模に行われ、劇的な結末を迎えた。数週間にわたり同市を包んだ緊張は緩和に向かっている。
同署長によれば、警察は過去24時間から36時間に集められたビデオ映像と目撃証言を元に容疑者を絞り込んだ。
警察は容疑者を24歳と発表しているが、一部の報道は公的な記録を引用して23歳と伝えている。
実行犯の捜索は終了したが、当局は容疑者が死亡する前に他の爆発物を仕掛けた可能性を警告している。
犯行の動機は明らかになっておらず、同署長によれば、容疑者が単独で行動していたのか、共犯者がいたのかもまだ不明だという。(c)AFP/Mark HENRICKS