フィリピン中部でバスが崖から転落、19人死亡
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【3月21日 AFP】フィリピン中部ミンドロ(Mindoro)島で20日夜、コントロールを失った旅客バスが崖から転落し、19人が死亡、21人が負傷した。地元警察が21日に明らかにした。
現場はマニラから南へ約195キロにある町サブラヤン(Sablayan)の近郊。警察のイメルダ・トレンティーノ(Imelda Tolentino)報道官によると、バスは首都マニラへ向けて山道を走行している途中に横滑りしたという。
警察が公表した写真には、救助隊が崖を降りて、道路から15メートルほど下に落下し木々や草の上に横たわった状態になったバスへ向かう様子が写っている。
警察は運転手がバスのコントロールを失った原因を調べている。
フィリピンではバスの整備不良や運転手の経験不足などから道路事故が後を絶たず、昨年4月にはバスの衝突事故で31人が死亡した。2010年にはバスが深い谷底に転落し、外国人5人を含む41人が犠牲になっている。(c)AFP