『ジェーン・エア』など英文学巨匠の手稿 上海で展示
このニュースをシェア
【3月25日 CNS】「文苑英華——大英図書館から来た宝物」と題した展覧会が中国・上海市(Shanghai)の上海図書館で開催されている。シャーロット・ブロンテ(Charlotte Bronte)、デーヴィッド・ハーバート・ローレンス(David Herbert Lawrence)、パーシー・ビッシュ・シェリー(Percy Bysshe Shelley)、トマス・スターンズ・エリオット(Thomas Stearns Eliot)、チャールズ・ディケンズ(Charles John Huffam Dickens)の英文学を代表する5人の巨匠の手稿を展示している。
今回展示されているのは、大英図書館(British Library)の貴重な所蔵品で、ブロンテの『ジェーン・エア(Jane Eyre)』や、シェリーの手稿など。ブロンテの原稿は、筆致ははっきりとしていて整っている。展示されているページは最後の1章で、有名なフレーズ「Reader,I married him(訳:読者の皆様、私、彼と結婚しました)」が含まれている。
展覧会を企画した英国側担当者のアレキサンドラ氏は、「原作の手稿を見た時ほど、ワクワクすることがほかにあるだろうか。ブロンテのような完璧な原稿もあれば、ディケンズの殴り書きのような下書きもあり、作家たちの創作方法がまったく異なることがわかる。中国の英文学ファンに、こうした宝物を紹介できて嬉しく思う」と話した。
展覧会は4月15日まで。上海図書館はこれに合わせて「英文学作品翻訳コンテスト」「英文学作品朗読」などのイベントを行っているという。(c)CNS/JCM/AFPBB News