【4月13日 AFP】モロッコ南部で2月末から3月上旬にかけて、威勢のいい牡馬を乗りこなす耐久レース「ギャロップ・オブ・モロッコ(Gallops of Morocco)」が初開催され、世界中から集まった参加者たちが砂風の中で悪戦苦闘しながら競い合った。

 古代より馬術と関わりがあるモロッコ・メルズーガ(Merzouga)の砂漠で行われたレースは、6日間でスタミナや馬を操る技術、チームワークなどが試されるという類を見ないもの。

 レースには、トレイルライド(自然の中での乗馬)やポロ競技などに熱中している馬愛好家計80人から成る15チームが参加。一日4~7時間、くらの上で過ごし、起伏の多い地形を進む距離は最高30キロにも及ぶ。参加者らはストップウオッチでペースを保ちながら、GPS(全地球測位システム)で砂の平野や砂丘、岩山、道路などで目指す方向を見つけ出す。 

 主催者は、参加者として向いているのは「我慢強く、良好な健康状態にあり、走行距離に耐えるため馬を操るセンスがある人」だと話している。(c)AFP