【3月17日 AFP】テニス、BNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2018)は16日、女子シングルス準決勝などが行われ、大坂なおみ(Naomi Osaka)が6-3、6-0で大会第1シードのシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)から金星を挙げ、決勝進出を決めた。

 世界ランク44位の大坂は約1時間3分の試合でハレプから衝撃の白星を収め、決勝では20歳と同い年のダリア・カサキナ(Daria Kasatkina、ロシア)と対戦することが決まった。

 第20シードのカサキナは第8シードのヴィーナス・ウィリアムス(Venus Williams、米国)を4-6、6-4、7-5で下し、キャリア最高の勝利を逆転で収めている。

 今季の戦績が18勝2敗になったハレプは、「準備が整っていませんでした。ミスが多く、すべきプレーができなかったです。言い訳は無しです。彼女の方が上手でした」と試合を振り返った。

 ハレプはダブルフォールトを3回犯すと、セカンドサーブからはわずか5ポイントしか奪えず、大坂に5度のブレークを喫した。ハレプは今季出場した4大会すべてで4強入りを果たし、今大会では3年ぶりの優勝を目指していた。

 一方、2005年大会のキム・クライシュテルス(Kim Clijsters、ベルギー)氏を以来となる低ランキングでの4強入りを決めた大坂は、今季の戦績を14勝4敗に伸ばした。

 男子シングルスでは準々決勝が行われ、第32シードのミロス・ラオニッチ(Milos Raonic、カナダ)と第6シードのファン・マルティン・デルポトロ(Juan Martin Del Potro、アルゼンチン)が勝ち上がり、準決勝で対戦することが決まった。

 ラオニッチは7-5、2-6、6-3で第18シードのサム・クエリー(Sam Querrey、米国)を退けて今季4勝目を挙げた。一方、世界ランク8位のデルポトロは3-6、6-3、6-4で第31シードのフィリップ・コールシュライバー(Philipp Kohlschreiber、ドイツ)を下している。(c)AFP