大谷がロッキーズ戦2回途中で降板、7失点の大乱調
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【3月17日 AFP】米大リーグ(MLB)、ロサンゼルス・エンゼルス(Los Angeles Angels)の大谷翔平(Shohei Ohtani)が16日、アリゾナ州テンピ(Tempe)で行われたコロラド・ロッキーズ(Colorado Rockies)とのオープン戦に先発登板し、1回3分の1を投げ7失点を喫した。
剛腕の右を誇る23歳の大谷は、ベーブ・ルース(Babe Ruth)氏と比較されるほどのパワーを持つ二刀流のスター選手として活躍が期待されているが、この日はイアン・デズモンド(Ian Desmond)とノーラン・アレナド(Nolan Arenado)に本塁打を打たれるなど7安打を許したほか、計50球を投げて2四死球3奪三振で降板。今年はじめに渡米して以降、大リーグの打者を相手に最も大きな試練に遭遇した。
大谷は初回にロッキーズ打線を相手に無失点に抑えて上々の立ち上がりを見せていたものの、2回には先頭打者のデズモンドに本塁打を浴びると、続くクリス・アイアネッタ(Chris Iannetta)を死球で歩かせた。さらに、マイク・トーチマン(Mike Tauchman)とジョーダン・パターソン(Jordan Patterson)に連打を許して無死満塁とされた後、チャーリー・ブラックモン(Charlie Blackmon)の2点適時打で3-3の同点に追いつかれてしまった。
ロッキーズはDJ・ルメイユ(D.J. LeMahieu)の単打で1点を追加すると、アレナドの3点本塁打で7-3とリードを拡大。大谷はようやくもう1人を三振に仕留めたところでエンゼルスのマイク・ソーシア(Mike Scioscia)監督から降板を告げられた。
ソーシア監督は試合前、大谷が開幕ロスターの座を確保するためには課題が残っているか質問された際、「まだロスターに関して決めるつもりはない」とすると、「私に言えるのは、翔平の才能は本物だということ。それは確信している。シーズン開幕には、彼が投球でも打撃でも準備ができていることを期待している」とかわしていた。(c)AFP