【3月16日 AFP】米国のドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領が、日本では米国車の品質検査を行う際、車体にボウリング球を落下させて調べていると発言し、日本の一部で当惑や失笑を招いている。

 この発言は、米紙ワシントン・ポスト(Washington Post)が15日に報道。トランプ氏は資金集めの集会で行ったスピーチの中で、日本は米自動車メーカーを締め出すため、不合理な検査基準を押し付けていると主張した。

 さらに「日本では、ボウリングの球を20フィート(約6メートル)上から車のボンネットに落とす」「ボンネットがへこんだら検査を通らない。ルーフが少しへこんだだけでも、駄目だ、この車は質が悪いと言う。われわれの扱われ方はひどいものだ」と嘆いたという。

 この報道を日本の複数のメディアが引用したところ、日本のツイッター(Twitter)ユーザーらは当惑や失笑といった反応を示した。

 あるユーザーは、「ばかトランプは日本ではボウリングボールを車に落下テストをしてるとかフェイクツイートをしてる…ばか過ぎて言葉もない」と投稿。また「ボウリングの球を6メートルの高さから落としてもへこまない車なら自分も欲しい」との声も上がった。

 これについてサラ・ハッカビー・サンダース(Sarah Huckabee Sanders)米大統領報道官は記者団に対し、トランプ氏は「言うまでもないが…ジョークを飛ばしたのだ」と語った。(c)AFP