【3月16日 AFP】ケニア首都ナイロビにある屋内クライミング施設で、視覚障害のある生徒たちに向けた1週間のクライミング教室が開催された。このイベントは、日本のNPO法人「モンキーマジック(Monkey Magic)」と東アフリカ地域の視覚障害児童を支援する団体「キリマンジャロ・ブラインド・トラスト・アフリカ(Kilimanjaro Blind Trust AfricaKBTA)」が共同で開催したもの。

 モンキーマジック代表の小林幸一郎(Koichiro Kobayashi)さんは国際スポーツクライミング連盟(International Federation of Sport ClimbinIFSC)主催のパラクライミング選手権で複数回優勝。2005年に眼病が発覚した後、フリークライミングを通じて視覚障害のある人々を力付けようと同NPOを設立した。小林さんはケニア、タンザニア、ウガンダ、マラウイで視覚障害児童を支援するKBTAの共同創設者でもある。

 スポーツクライミングは2020年東京五輪の正式種目となったが、パラリンピックでは採用されていない。(c)AFP