【3月16日 AFP】歌手のリアーナ(Rihanna)さんは15日、画像チャットアプリ「スナップチャット(Snapchat)」が掲載した広告について、元交際相手の歌手クリス・ブラウン(Chris Brown)さんから受けた暴行を軽視するような内容だとして非難した。スナップチャットは批判を受け広告を取り下げている。

 投稿が短時間で消える機能で知られ、若者を中心に1億8700万人が利用しているスナップチャット。問題の広告は、ユーザーに時に挑発的な二択を迫るゲームアプリ「Would You Rather?(どっちならできる?)」のもので、リアーナさんとブラウンさんの写真を使い、「リアーナをびんた」または「クリス・ブラウンをパンチ」のどちらを選ぶかと質問するものだった。

 リアーナさんは、スナップチャットの競合アプリである「インスタグラム(Instagram)」への投稿で、「ドメスティックバイオレンス(DV)被害者を侮辱することに金を費やし、それをジョーク扱いした!!」とスナップチャットを非難。「過去にDVの被害者になったすべての女性や子ども、男性、特にまだそこから抜け出せていない人々…私たちを失望させた! 恥を知りなさい」と記した。

 スナップチャット広報は声明で、問題の広告は同社のガイドラインに違反しており、「誤って承認された」ものだと釈明。広告は先週末に削除済みだとした上で、謝罪した。(c)AFP