「妻は殴れ」発言のウガンダ議員、抗議殺到で謝罪
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【3月15日 AFP】アフリカ東部ウガンダで、男性たちに妻を殴って「しつける」よう勧める発言を行った議員に抗議が殺到し、同議員は14日、謝罪に追い込まれた。
オネスマス・トゥイナマシコ(Onesmus Twinamasiko)議員は議会への書簡で、本心では「女性に対するあらゆる形態の暴力を憎んでいる」とし、「議員各位、世間一般の皆様、とりわけ女性の方々に私の心からの率直な謝罪を受け入れてほしい」と陳謝した。
トゥイナマシコ議員は8日の「国際女性デー(International Women's Day)」の翌日、地元テレビ局NTVのインタビューで「男たるもの、妻をしつけなければならない。本気で妻をしっかりさせたければ妻に触れ、組み合い、何なら殴る必要だってある」と発言し、女性たちの怒りを買った。
ただ、このような考えはウガンダでは珍しくない。政府が2016年に発表した報告書によると、同国の14~49歳の女性の5人に1人が過去1年以内に身体的、または性的な暴力を受けたと明かしたという。(c)AFP