K・ペリーに初キス奪われた男性、「特別なものにしたかった」と不快感
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【3月15日 AFP】恋愛未経験の多くの若い男性にとってファーストキスの相手が米歌手のケイティ・ペリー(Katy Perry)というのは、恐らく願ったり叶ったりなのではないだろうか。
だが、ベンジャミン・グレイズ(Benjamin Glaze)さん(20)の場合は違った。米オクラホマ州出身のグレイズさんはオーディション番組「アメリカン・アイドル(American Idol)」に出演し、審査員を務めるペリーにキスされ、不快感をあらわにした。
グレイズさんは今週放送された番組内で、同じく審査員を務める人気カントリー歌手のルーク・ブライアン(Luke Bryan)にペリーの歌詞のもじりで「女の子とキスして、いいなって思ったことは?」と質問され、これまで誰ともキスした事がなく、ファーストキスは恋人とのために取っておきたいと答えた。
するとペリーはグレイズさんを手招きし、キスするよう要求。グレイズさんがペリーの頬にキスしようとした直後、ペリーはグレイズさんの唇を奪った。
グレイズさんはショックのあまり声を上げ、その後の演奏でもつまずいてしまい、審査員らから失格を言い渡された。
テレビの出演者としては遊び心ある振る舞いだったものの、ペリーの行き過ぎた行為にソーシャルメディアにはコメントが殺到。米国ではセクシュアルハラスメント(性的嫌がらせ)を告発する「#MeToo(私も)」運動が盛り上がりを見せており、書き込みにはペリーの行為はセクハラだと非難するものもあった。
グレイズさんは米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)に対し、ペリーとのキスについて「すぐさま不快になった」と表現。また自身は保守的な家庭で育ち、「ファーストキスは特別なものにしたかった」と語った。
ただ、この騒動をめぐるコメントが相次ぐ中でグレイズさんは14日、フェイスブック(Facebook)でメディアの報道を非難し、ペリーに対する不満を言ったわけではないとした上で「ケイティ・ペリーにセクハラをされたとは思っていないし、審査員たちのコメントや批評には感謝している」と投稿した。(c)AFP