【3月17日 CNS】中国政府は13日、国務院機構改革案を発表し、国家移民管理局を公安部管轄の下に新たに設立する方針を示した。主に、外国人の滞在、居住と永住に関することや、難民の管理などを担う。

 改革案によると、移民管理局は公安部の出入国管理と出入国検査所の業務を担い、健全なビザ調整機能を構築する。

 同案について王勇(Wang Yong)国務委員は、全国人民代表大会(National People's Congress、全人代)で「中国の国力の成長に伴い、中国で暮らし、働く外国人が増えてきており、移民管理サービスの需要が高まっている。移民・出入国管理を強化するためでもある」と説明した。

 移民管理局の業務は、不法入国や不法滞在、不法就労などの外国人の対応も含む。

 2015年に発表された「中国国際移民報告」によると、2013年の在中国外国人は84万8500人に達し、ここ10年の年平均増加率は3.9%だった。(c)CNS/JCM/AFPBB News