全米の高校生が授業ボイコット 乱射事件1か月で銃規制訴え
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【3月15日 AFP】(写真追加)米フロリダ州パークランド(Parkland)の高校銃乱射事件から1か月となる14日、全米各地で高校生が授業をボイコットし、銃規制強化を求める抗議デモを行った。米国で行われた銃暴力に対する抗議行動としては近年最大の規模となった。
首都ワシントンのホワイトハウス(White House)前では、周辺地域の学校から数百人の生徒が集まり、「Never again(もう二度と起こすな)」「Enough is enough(もうたくさんだ)」とのシュプレヒコールを上げ、「銃弾ではなく本を」「銃を守るな、人を守れ」などと記したプラカードを掲げた。
参加者数は後に数千人に増加。生徒らは連邦議会議事堂へと行進し、そこでバーニー・サンダース(Bernie Sanders)上院議員ら民主党議員と合流して、銃ロビー団体「全米ライフル協会(NRA)」を非難する声を上げた。
ロサンゼルスの高校では、生徒らがフットボール場に横たわり、銃規制推進運動のキャッチフレーズである「Enough(もうたくさん)」の人文字を描いた。またニューヨークでは、50校以上で授業のボイコットが行われ、参加した生徒の多くは銃規制を象徴する色であるオレンジの服を着用した。
授業のボイコットは、事件の犠牲者数と同じ17分間だけの予定だったが、全米各地で合わせて数万人規模の生徒が授業に全く出席せずに抗議行動に参加した。(c)AFP/Cyril JULIEN, Chris Lefkow