子ども乱入動画から1年、「BBCパパ」が感じた変化と影響
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■政治的コメントの「異様さ」
BBCのインタビュー1周年に際して11日に公表された投稿では、動画をめぐる政治的コメントの「異様さ」についても触れた。
中には、同氏を「人種の裏切り者」と呼ぶネオナチの人種差別的意見もあったが、これは想定内だったという。「異人種での結婚では誰もが経験することだ。より興味深いのは、動画に人種的・性差別的意味合いを持たせようとした左寄りの人々からの反応だった」と述べ、妻が床を這って映像に写らないようにした行為が「アジアにおける白人男性の社会的権威の象徴の一種」とみなされたことを説明した。
しかしケリー氏は「あれは単に家族の失敗エピソードだった」と改めて強調し、「有名になるための演出だった」「同氏が立ち上がらなかったのはズボンをはいていなかったから」という、動画に関して最も多く聞かれた2つの説も明確に否定した。
コメントではまた「あの動画について公に発言するのは今回が最後になると思う」と述べ、今となっては「関心のピークも過ぎ、新たな踊る猫の動画に道を譲れる」ことだろうと語っている。(c)AFP