韓国の李元大統領、収賄容疑で取り調べ 逮捕状請求へ
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【3月14日 AFP】(更新)韓国の李明博(イ・ミョンバク、Lee Myung-Bak)元大統領が14日午前、在任中の収賄容疑で取り調べを受けるためソウル中央地検に出頭した。
李氏をめぐってはここ数週間、検察が複数の巨額収賄事件について捜査を進めるなか、2008~13年の大統領在任時に親族や側近らが関わった疑惑が強まっていた。
これまでに元側近2人が逮捕されているほか、自身の兄ら親族の自宅や事務所の家宅捜索も行われている。
地検に着いた李氏は、韓国の経済状況が難しく、朝鮮半島の安全保障環境が極めて厳しいなか、「国民に心配をかけて大変申し訳ない」と陳謝した。
李氏は検察官3人から取り調べを受ける。聯合ニュース(Yonhap News)によると、取り調べは録画され、約20時間続く見通し。検察は20件の容疑について約120ページに及ぶ質問書を準備しているという。
取り調べ後には自宅に戻る見通しだが、検察は裁判所に逮捕状を請求する公算が大きいとみられている。
韓国では朴槿恵(パク・クネ、Park Geun-Hye)前大統領が収賄罪などで公判中。李氏の聴取により、存命の大統領経験者4人すべてが有罪判決を受けるか訴追されるか、もしくは聴取を受けるかしたことになる。(c)AFP